富井

かぞくへの富井のレビュー・感想・評価

かぞくへ(2016年製作の映画)
5.0
手紙の使い方がヤベェ!と思い返すたび興奮してる
ただ物語るためだけのツールに留まらず、正にそこにあり、その観念からして人に動機を与えるものでもあり、繋がりであって隔たりでもある。
部屋に残された母への招待状は、あの瞬間に旭を苦しませ、佳織を解放させた?そして近い未来までは恐らく旭の手元に残るのだろうか、その予感だけでこの映画の時間的な奥行きが伸び伸び伸びる。
洋人の書いたスピーチ原稿、字面だけで泣ける。内容は見なくてもなんとなく分かるって凄いのな。それはやっぱ2人の演技がもたらしてくれた感動。
富井

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