富井

階級関係 -カフカ「アメリカ」より-の富井のレビュー・感想・評価

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『失踪者』を読んだときの感覚が甦った
唐突な理不尽と、動じないカール・ロスマンの滑稽さ
異次元の空間・時間ジャンプ、断絶
強靭なテクスト

人が大勢いる場面は規模的にそもそも撮れなさそう。ホテルのレストランでの大勢のうるさい客やエレベーターに詰めかける客、従業員用寝室でのベッドの取り合い、通りのデモ隊など。
デモ隊の音

フレーミング、カットのタイミングがすべて気持ち良すぎる

老いすぎているカールの両親(写真)はカフカ亡き後のカフカの両親らしい
写真にデコ付け泣ける
富井

富井