富井さんの映画レビュー・感想・評価

富井

富井

赤い砂漠(1964年製作の映画)

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押し寄せる巨大で恐ろしい何かに怯えながら、結局はそれは外からではなく内から生まれてくる事に気づき虚しくもなり、情けなくもなり、また来る恐怖感に備え日常に戻る

撮影が匠の技!って感じでめちゃ良い

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第五福竜丸(1959年製作の映画)

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序盤から中盤、五感で危険を察知できない放射能への対策の空振り感がとても恐かったし、大事になるまであまり危機感を持たない様子の船員たちもなんだかリアル
終盤の愛吉パートは美談を重ねて大衆向け作品として成
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原爆の子(1952年製作の映画)

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キャラクターのカテゴリー化がもたらす分かりやすさと単純さは無防備な者を問題への無関心へと向かわせる

原爆に対する憎しみには心底共感する

シェヘラザードの日記(2013年製作の映画)

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今年の2月にイスラーム映画祭2021で鑑賞
追加されてた!以下、当時書いたメモ


レバノンの男性優位社会がもたらした歪み
映画出演者のDV被害者の多さに驚く
日本人も他人事ではないだろう
しかしそん
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けんかえれじい(1966年製作の映画)

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障子越しに道子と別れるシーンは胸がいたい!あの手よ!ぐあ!
チ◯コネタ多め
けんかは基本泥くさいんだけど、豆ピンがカッこよい

なんか壮大になって終わる
道子さんつら…

歩みつつ垣間見た美しい時の数々(2000年製作の映画)

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時間的に20分くらいしか見れず…
赤ちゃんが歩けるの嬉しくてずっと行ったり来たりするとこ
赤ちゃんの足に近寄った時、あ、これジョナスメカスの映画というよりジョナスメカスという人そのものだなという実感を
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科捜研の女 -劇場版-(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

壮大さを感じる宣伝広告とは裏腹に、容疑者である佐々木蔵之介には壮大な陰謀など無く、そこにあるのは科学者としてのエゴと安全神話だった

濃い時間と薄い時間がある、その高低差を生み出す映像、編集の工夫が楽
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最高殊勲夫人(1959年製作の映画)

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しわわせえいが

あややと川口浩の最高シーンの後、それを見た野内(野口啓二)がステージに駆け上がり、歌う。野内くんのその速さ!に何故か泣ける。

山椒大夫(1954年製作の映画)

5.0

初見。スクリーンに釘付けの2時間

まず初っ端のカットからその奥行きに吸い込まれ、沈む
いつも映画見てるとどうしてもその映画の世界から浮き上がり、辺りを見渡す努力を無自覚にしてしまいがちなのだけれど、
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ファーザー(2020年製作の映画)

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生きているという実感が失われていく

アンソニーが現実から乖離していくにつれ、映画は記憶の消滅、つまり死という現実に近づいていく
そこに直面したときに彼の中に残ったものがこの映画そのものだろうか

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アントニオ・ダス・モルテス(1969年製作の映画)

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バッドエンドの歴史の上に立つハッピーエンド
終わらない闘争、グラウベルローシャの闘争宣言

こっちのキャパを無視したかのような盛り盛りの音楽、好きだけれどこの日はちょっと受け止めきれず…
無音のシーン
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アルチバルド・デラクルスの犯罪的人生(1955年製作の映画)

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面白かったっす
通訳案内士のラヴィニア家に呼んだら観光客呼ばれてホームツアー始まるシーン好き
思い通りにいかない率高めの犯罪者予備軍代表、アルチバルドのなんてことない人生

最後、何かデカイ虫とかに虫
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銀河(1968年製作の映画)

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キリスト教に纏わる話でよく分からん部分が大半だった、というかほぼ全部
映画は神の不在を強調するよりも、神やキリスト、宗教観に関して熱心に持論を展開するクリスチャンの人々を冷笑気味に強調していく
結局は
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東ベルリンから来た女(2012年製作の映画)

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選択を迫られる場面の多さたるや!
それぞれの選択が必ずしも最善とは思えず、しかしバルバラの選択は間違いなく「成り行き」ではなく「決断」だった
しかし選びようのない「決断」であり、不条理な運命でもある。
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水を抱く女(2020年製作の映画)

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潜水作業員の人形がウンディーネとクリストフによって水槽から解放される
クリストフからウンディーネへ、人形は手渡される
ウンディーネは不意に人形を壊してしまう、しかし壊れてなどいなかったように綺麗に直さ
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The Public Image Is Rotten ザ・パブリック・イメージ・イズ・ロットン(2017年製作の映画)

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ジョニー・ロットンにつきまとう「Public image」を打ち破る、ジョン・ライドンのための記録映画
ジョン・ライドン自身がめっちゃ喋ってるのもあるけど、すごく生き生きとした空気がこの映画には流れて
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The Howl(英題)(1970年製作の映画)

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ホドロフスキーを彷彿とさせる裸族とウンコが印象的な映画だったけど、こっちの方がエルトポとホーリーマウンテンよりは先なのね
出会い、逃亡、はぐれ、再会、共犯、詩、むごい死に様、気狂いピエロ的ロード(?)
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危険な恋人(1968年製作の映画)

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ショック!なシーンの比喩が独特
遊び心満載のお楽しみ映画

ポスターやらセリフでの引用やら、作風やら、色んなところから引っ張ってくる。
色々と見せたがりなのか、それでもそれがこの作品の楽しさだったり。
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愛のように感じた(2013年製作の映画)

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酔った…
ライラもきっと目を回しながら、ぐるぐると彷徨っていたんだと思う
一人前に見えるには、綺麗に見えるには、カッコよく見えるにはどうしたら良い?認められたい、彼にも、みんなにも。
仮面をつけている
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アタラント号(1934年製作の映画)

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ジャン・ヴィゴの遺作
これ以前は3作しかないが、その全てが詰まってた
畳みかけるようなモンタージュ、空撮、水中映像、オモロいアングル、ヴィゴマジックに魅せられた
ミシェルシモンが魅力爆発してる

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

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映画の力では揺るがしきれない強固で暴力的な現実がそこにある
被写体との距離が近いアングル、不快な音の強調が辛い。一見抒情的なカメラワークと音の演出に感じられるが、カメラの在り方はすごく無機質で、そこに
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彼女たちの舞台(1988年製作の映画)

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この世界に単純さを求めても虚しく、答え合わせをしようとすれば謎は深まるばかり。
敵、味方、裏切り、共謀、秘密、公然、現在、過去、全てが曖昧で不可欠。
先生という秩序が舞台から姿を消した時、彼女たちはも
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新学期・操行ゼロ(1933年製作の映画)

5.0

反抗する十代の高揚感、無敵感がこれでもかと表れた2つのシーンが圧倒的
羽毛が舞う中での提灯?を持った行進
ラストの屋根占拠、昇り詰める姿を後ろから捉えたラストカット

個を捉えることを怠らないこの映画
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私はゾンビと歩いた!(1943年製作の映画)

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呪術によりつくられたゾンビは生かされ、崇められ、死によって救われる

ブードゥー教文化の内側へ入っていった母を見ると、兄弟の異文化理解への諦めは賢明だとも思える
その諦めを乗り越えるのは愛…なのか、
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最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

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音デカい回で見た、ビリビリゆうてた
映像の迫力も!すごい
劇場で暗闇の中見れたの良かった

過去の過ちを振り返り、過去の上に立つ人類は素晴らしいかもしれないが、今の人類それ出来てなさすぎない?そんな感
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裸のキッス(1964年製作の映画)

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冒頭のインパクトの強さはズルい
うわ!面白そう!ってなる
面白かった

フラーの映画は唐突な暴力が特徴的だと色んなところで書かれていて、フラーの映画全然見てないけど「あ、フラーっぽいのコレだな」と分か
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ニースについて(1930年製作の映画)

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デカい船に乗ってニースに押し寄せてきた富裕層、みんなアホっぽく撮ってるの最高

途中ちょんまげみたいな帽子かぶってる女性が出てきたけれど、あれはジャポニズムの名残り(適当)

見上げるショットが力強い
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疑惑の渦巻(1949年製作の映画)

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絶妙にムカつく感じの催眠術師がムカつくが、催眠術の方法が凄いシンプルでそれでいけんの?と思ってしまうのは素人だからだろうか

アンの言いたいけど言えない…!みたいなジレンマ(ちょっとセリフで説明し過ぎ
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ハウス・バイ・ザ・リバー(1950年製作の映画)

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行き当たりばったりで常に自己中心的な兄は失脚と隣り合わせながらも身近な人を犠牲にしながら社会的地位を死守し、良心の呵責に苦しむ弟はなす術なく壊れていく、壊されていく、悪意なき群衆に
ラストは求められる
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ショッカー(1989年製作の映画)

5.0

面白すぎた!

ロマンスからユーモアへの転換も見事だった
ピンカーの弱点からもう既にオモロい

ブラック・サバス/恐怖!三つの顔(1963年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

面白い!オムニバス

密室で繰り広げられる心理的恐怖劇!な『電話』ではシンプルな終わり方ゆえ、序盤でこちらを覗くサングラスが不気味に思い出される

一家総吸血鬼化計画『ヴルダラク』愛するもののために吸
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マンハッタン・ベイビー(1982年製作の映画)

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編集、物語の想像以上の雑さには困惑したけれど、かなりたのしかった!発光と叫び声はやっぱり劇場で!

タフな骨董屋のおじちゃんが自ら破壊されて締め括る
「私の魂は滅びない!」

処刑男爵(1972年製作の映画)

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霧の中逃げ回る…間一髪、教授の家に逃げ込む…処刑男爵のパワーじゃドアぶち破れないの辛い…

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