「日中合作の大作とは名ばかりの駄作」
内容：1（楊貴妃の死を空海が解き明かすという実にくだらない物語）
演技：1（口パク感が半端なく、空海が常に半笑いなのも理解不能）
演出：1（安っぽいCG、時折早送りのように進むなど、全てがダサい）
久しぶりにこれ程までの駄作を観た。
「史上空前の超天才 空海が、歴史を変える奇跡を起こす－」というキャッチコピーに怪しさは感じていたが、歴史映画ではなくつまらない中華ファンタジーだった。
内容は空海が白楽天と力を合わせ、黒猫が絡む謎を解き明かすというミステリー。テンポが悪く、飽きてしまう場面が多々あった。
演技も酷い。オリジナル版で観たが、日本人キャストは口パクかと思うほど、口元に違和感があった。また空海が常に半笑いなのも気になる。さらに基本的にオーバーリアクションだった。
演出も良さが分からなかった。スケールの壮大さは感じたが、CGが安っぽく、時折早回しのように動きが早く、カメラワークにも違和感を抱くことが多々あった。
これほどの駄作はなかなか創れないのではなかろうか。せっかくの日中合作なのだから、もっと頑張って欲しかった。空海に謝れ。
