史上最悪と呼ばれながら公開から16年経った今でも上映され、カルト的人気を誇る映画『The Room』。その出演者・グレッグによる自伝The Disaster Movieに惚れ込んだジェームズ・フランコが監督&監督役を、弟のデイヴ・フランコが主演を務めた製作の裏側。
この時点でもう面白いのに実際観ても超面白かった！勝手にどコメディを想像してたのでまさか夢を追ってLAに上京した二人が現実を突きつけられてくコメディ版LA LA LANDだとは思わず。D鑑でこんな笑ったの久しぶりってくらい笑って 良い映画・・・ってジーンとなって特典映像のメイキングで泣いた。
もちろんThe Roomとそれに対する愛ありきの映画なんだけど、'‘The Disaster Artist’’ っていう一つの映画としてめちゃくちゃ良かった。
まずジェームズ・フランコのトミー役がハマりすぎ面白すぎ。メイキングで「自分はThe RoomのファンじゃなくあくまでThe Disaster Movieのファン」とか言い切っちゃうあたりあなたもなかなかに変わり者だよ？と思ったけどエンドロール前 実際のThe Roomと劇中劇The Roomの二画面比較でその完コピっぷりに腰抜かした。1秒も狂わずぴったり。声のキーまでぴったり。彼の役作りには毎回驚かされる ... 。
そしてラスト
ポスターにもなってる上映シーン。
ああいうシーン、同じ方向に向けられたたくさんの顔が同じタイミングで笑ったり泣いたりするのが素敵すぎて弱い。すぐ泣いてしまう。
変わり者な監督による製作の裏側は本編以上に最悪なんだけど結果皮肉な事に、本編以上の「一風変わった人生の応援歌(by デイヴフランコ)」にもなってしまう。本当どこまでも変わってるんだけど映画への愛と情熱だけはブレないリアルなストーリー。友達はいいもんだーとシンプルに思える良い映画。
個人的に変なトコで癇癪起こしたりワガママや孤独を無駄に人前で出したりしないのがリアルで好きだった( 笑 )
そしてジェームズの人脈とThe Roomへの愛で集まったキャストが大変な事になってて、脇役として普通〜にザック・エフロンやシャロン・ストーンやセス・ローゲンがいる事にまた腰抜かした。
映画愛だけでなくフランコ兄弟の兄弟愛まで伝わってくるメイキング必観 ! 俳優志す全ての人に観てほしい
