火星探査機が持ち帰ったサンプルに未知の生命体を確認。
これから起こる惨劇など知る由もなく、世紀の発見を喜ぶクルーであった…。
どうしても観たかった作品第2弾。
甲子園球児の様に清々しい直球ど真ん中B級SFスリラー。
正統派ではあるが、意地悪な言い方をすれば既視感のある映像ばかりで目新しさは無かったです。
そして嫌が応にも名作「エイリアン」が脳裏にちらついてしまう。
明らかに意識したであろうタイトルのフォントは潔くて好き。
ライアン・レイノルズの贅沢な使い方とジェイク・ギレンホールの安定感ある演技。レベッカ・ファーガソンの美しさが今作キャストのポイントでしょうか。
真田広之も良かったけど、日本語の演技が棒だと思ったのは自分だけ？
印象的だったのが、それぞれの人物描写が一段深く丁寧だった事。
B級ホラー鑑賞時のよくある反応、人物が死んだ時の「ワォ！」や「次は誰？（ワクワク）」等の気分になれないのは、登場人物とその関係性をしっかり描いていたから。
死にゆく人が、ただの「〇〇要員」で終わらない生真面目さを感じました。
不真面目なのも好きなんですけどね（笑）
エイリアンの怖さにも慣れ、睡魔との闘いを繰り広げていた頃、スカッと眠気も覚める「不真面目な」展開が最高でした！
