Morio

THE BATMAN-ザ・バットマンーのMorioのレビュー・感想・評価

3.8
等身大バットマンここに爆誕

冒頭、導入の演出、暗闇の表現やBGMだけでバットマンの恐怖が犯罪者に刷り込まれているのが良くわかる完璧なオープニングに鳥肌

面白い面白くないで片付けるには色濃い作品でした
まあ正直予告で期待していたような感じではなかった
が、アクションではなくサスペンスとしての完成度が異様に高い

歴代バットマンとは異なる路線、究極に暗くリアル。とても現実的でそこはめちゃくちゃよかった
リドラーのシリアルキラーっぷりもゾッとして◎

ガジェットとかも実用的でリアルさやバットマンの無敵じゃない等身大さが見ていてハラハラ、、
の割には銃耐性高すぎ
(リアルに寄せすぎて満を持してのウイングスーツは笑ったが)

パティンソン演じる危うくて、若くて、触れたら壊れてしまいそうなブルースをほとんど眼の表情だけで表現しててトワイライトのイメージを払拭

今作はBGMしかり、雰囲気の演出が素晴らしい
そして演者の表現力。あの愉快なキャラクター像を極限まで「実写」という現実に落としこんである

2章にも期待!
そもそも視聴者の年齢層高かったしR指定にしてもっとバイオレンスに雑魚をボコボコにしてほしい!それほどアクションの生々しさが良かった


扉の裏に隠れて高速でノックダウンさせるシーンが好きすぎる

双子のドアマン守衛が張りつめた空気を少し和ませてくれた どの作品、ジャンルにおいてユーモアがいかに必要で尊い存在なのかよくわかるシーンだった
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