序盤出てきた瞬間から、日常に溶け込んでるんだけど冷静に見るとラバーマスクつけたヘンタイぽさが顕著で際立ってるバットマンの見た目．画面上の人の配置、距離感が良い．
襟の高いケープ、ぬめりのあるようなラバーマスク、ヨロイみたいなスーツ、ビジュアルデザインも良い．どう考えてもヘンタイ．それもちゃんと撮っている．
全体的に人との距離が近いというか人に埋もれてるバットマンだった．あんまりこれまでの貴公子っぽい派手さもない．お家ではTシャツ着て出てきちゃう．
なんていうか変なとこエッジが効きすぎてる辺りの狂ってる人ぽさがリアル．
そして適度に弱いけど強い．
なんか普通に探偵しちゃったりしてる．
ただしラバーマスク．
警部と仲良しすぎる．（公然）
バットモービルがヤン車すぎて笑う．キュンキュン言ってるエンジンサイコー．
この人の社会性のなさとか、
バランスの悪さがむしろとてもよい．
親がいなくてベクトルを失ってる感じ．
サイコーです．
なぜそんなにロバート・デ・ニーロに寄せにいってしまったのか、変わり果てたコリン・ファレル、お前のモチベーションは何なんだ．
ポール・ダノかわいいなぁ．
前回のリドラーとの落差が凄すぎる．
結果的にＱアノンみたいになってしまったけどゾディアック×SNSしたら自然にこうなるわな．
ゾーイのほっかむりスタイルはほとんど日本の古典的なドロボービジュアルだったのは笑った．
ギミックが凝ってるというのか、登場人物一人一人（マルティネス､､､）もそうなのだけど、世界がちゃんと作られてる感じがして、ミニチュアセットみたいな作りというかちゃんとしたアトラクションぽさがあり、そこは凄い好き．
この映画はカメラワークが非常に良い．コーヒーカップのアップをIMAXの巨大スクリーンで観るの大分インパクトある．
ピントぼかしたままのカットとかあんまり映画館で観たことないカットのシーンが多くてそれが大胆でパワーがあってとても良かった．
何と比較する訳でもないが、
大味な感じがしない部分でこの映画は凄く好き．
