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THE BATMAN-ザ・バットマンーのfilm1010のレビュー・感想・評価

4.0
TVで宣伝していた、余命10年を見るつもりだったけど、ふと気が変わってこちらを。

学生の頃に、プリンスが歌ってたバットマンを映画館で観た記憶はあるのだけれど、内容はあまり覚えてない。
事件があると呼び出される正義の味方って設定なのかな、というレベルで鑑賞。
もともとアメリカのアニコミも見ないので、
スパイダーマンも、アベンジャーズもよく知らず、バットマンもシリーズものたから、話についていけるかな?と思ったけれど、
コアなファンのような楽しみ方ではないかもしれないけれど、楽しめました。

おじさん刑事との信頼関係もいいし、悪い人たちも、わかってやってる人もあまり考えずにやってる人もあまり心を痛めてないところが嫌味がない(それがたちが悪い)。

それと対象的に

バットマンスーツだとめちゃめちゃマッチョなのに、物静かで悲しげな主人公が際立ちます。
他人の傷を垣間見るたり、守られるべき子どもから大人になって客観的な視点で捉え直すことによって自分の傷の意味を少しずつ自分の中に落とし込んで行く主人公と、
復讐から、自己顕示に取り憑かれたリドラーの違いは、
今は失ってしまっていても、昔の幸せ記憶なのかな、とか、客観視できるようになるのは、知性が必要なのかな、それは頭の良さだけではだめなのかな、と思わされ、アクションものだけど、人間ドラマだな、と思いました。
AmazonPrimeで昔のシリーズも見てみようかな。
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