む

THE BATMAN-ザ・バットマンーのむのレビュー・感想・評価

4.3
自分の見ている世界ってすごく主観的で、関わる人ひとりひとりが持ち合わせている「見せたいもの」だけでつくられているんだ、
全ての真実を知る人なんてどこにもいないんだ、
そう感じさせられる映画だった。
自分自身も、あの人に見せている部分とこの人に見せている部分では違って、どれも嘘ではないけど真実でもないなと思った。


作品全体に狭さというか不自由さが蔓延っていた。
クイズとかなぞなぞって、答えが分かっている側だけは視野の広さとか回答者の苦しみを楽しむ余裕がある。
リドラーの謎に翻弄される苦しみとか不自由感を、演出がさらに増幅させててそこにすごく興奮した。
“何か”越しのシーン(主にさまざまな状況のガラスなんだけど)、決して主観的ではないんだけどその視覚の不自由さも相まってわたしたちも苦しみの中に放り込まれたようだった。


それにしてもあれだな、ノーランとMCUがこれからの時代のバットマンシリーズをつくった感あるな

ロバートパティンソンの声はバットマンにしては穏やかすぎなんよ
キスもえろいしさすが吸血鬼
む