ダークでゴシックホラーな雰囲気がとても良い。逆光のバットマンが何度も出てくるけど、震えるほどカッコイイ!
映画前半は、犯罪者リドラーが出すなぞなぞをバットマン探偵が解き明かすサスペンス劇場仕立てになってて面白い。
だが、映画のテーマがリアルに感じられない。「バットマンが犯罪者を狩るのは復讐のため」ってのもピンとこないし、「リドラーたちの犯罪動機も復讐」ってのもわからん。
さらに理解できないのが、リドラーたちの動機も復讐だとわかったバットマンはどうやら復讐では救われないことに気がついたくさい。
このあたりから心理描写というかストーリー展開はめっちゃ机上の空論で、から回ってると思う。
キャットウーマンのことは一方的に知っているバットマンが、自らのことは秘密にしているのは大キライ。マスクぬげ! 名乗れ! 行かないでって言え!