このレビューはネタバレを含みます
やりすぎでおもしろい
初っ端からチンピラを重装備でボコボコにしてキメゼリフを吐く。ジェットエンジン付きの車出してやることがペンギンの捕縛。パラシュート引っ掛けても鳴り止まない「デーンデデンデー」。ドクロみたいなマスクのバットマンが市民を避難させてるのも変で面白い。シリアスをやりすぎて逆に笑える感じ?考えてみればポール・ダノのリドラーも知能犯すぎて面白いことになっていた。
バットマンビギンズとかは好きなんだけど、ガジェットの説明が長いんでもっかい見ようという気はしない。その点本作はテンポもいいしちょっと笑えるし繰り返し見れる魅力がある。細かいエピソードを繋げたような作りも、時間ができたら観る自分の鑑賞スタイルとも合っていたと思う。
あと、やっぱり若いバットマンが主人公なんで成長を描くのはアリだし、そうなると人助けに目覚めるのも話の筋としていい気がした。成長の余地のあるバットマンが更に狂気に落ちていく話にしたらこの映画の良さ(ちょっと笑えるとことか)が浮くんじゃね?と思う。バットマンの光堕ちに引っ張られてか、キャットウーマンと話すラストシーンがなんかニチアサみたいな構図になってて笑う。
二作目楽しみ。