まったくなにも奇をてらうことのない、タイトルそのままの映画。美術学生（っぽいけど32歳とか言ってたし院生とか研究生かなー。でも32にはみえない、もっと若い）の女の子が女の子に恋する、「だけ」の映画。ただそれだけだしただそれだけなのがすばらしい。恋する女の子の表情うまいなー、超リアル。それで恋の行方を見守りながらえっもうキスしちゃうの？ちょっと早くない？とか思ってみたり、いやそんなことないっすこんなもんだろとか思ってみたり、他にももうなんかあるたびにそんなふうに感情が動いちゃうのが青臭くもありキラキラしててたまんない。適度に山あり谷ありで、そしてさりげなくタバコが映画を動かしてもいた。ラストカット秀逸。
フィルメックスにて
