懐かしくもある女子同士の残酷な日常。
ドキュメンタリーかと思うほど、
子供たちの自然な演技が素晴しく、
絶妙にこの年頃の嫌悪感を思い出させてくれる。
誰の気持ちも痛いほどよく分かる。
常に群れて優越感に浸る子、
誰の輪にも入れてもらえない子、
精一杯の見栄を張る子、
仲間外れ同士の足の引っ張り合い…
ソン、心優しい悲劇のヒロインかと思いきや、
終盤は汚いやり口で逆襲。
アンタがそれをやるか!!
かえってリアルだった。
誰もが持ち合わせる
素直さ、愚かさ、優越感、嫉妬を映し出し、
ありがちなハッピーエンドで
終わらないところが逆に良かった。
これからも少女達は歩み寄ったり、
蹴落とし合ったりを繰り返して
成長していくのだろう。
そうそう
「わたしたち」もそうだった…