ぼぞ

わたしたちのぼぞのレビュー・感想・評価

わたしたち(2016年製作の映画)
4.5
古傷が痛みすぎる。
というか古傷を切り開いて中身ぐちゃぐちゃにかき混ぜられるような気持ち。
心臓が痛い。
最初の数分だけでも胸が痛かった。
やったらやり返す、まさにドッジボール。
だから私はドッジボール嫌いだったのかなとか思ったりした。痛いし。
かつてはソンだったし、ジアだったし、ボラだったし、ボラの取り巻きでもあった。
あらゆるポジションを経験したし、大人になった今でもこういうことに巻き込まれたりする。
つかみ合いの喧嘩をして正面から向き合えてるだけまだマシ。
たぶん一生繰り返す。人間だから。
純粋だからこそ残酷なんだと思ってたけど、純粋な中でカースト的なものとか成績の優劣を意識し始めたからこそ残酷なんだろうなと思った。
ただ遊びたいだけの弟が1番強いし1番純粋。
こういう間柄だった人が、今では唯一連絡をとる数少ない友人の1人だったりするから本当に不思議。
ただ仲良くしたいって気持ちにシフトしたんだろうし、お互い巻き込まれたもの同士って自覚もあるからかな。
過去を蒸し返して落ち込んじゃった。
素晴らしい映画でしたがもうみたくはない。
ぼぞ

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