以前フォロワーさんからオススメされ、ずっと気になっていたキム・ギドク監督作品を鑑賞
北朝鮮のある漁師がボートの故障で国境を越えてしまったため、韓国当局にスパイ容疑をかけられて拷問や亡命強要など理不尽な扱いを受ける…
結論、この映画は国家についてや人間の本当の幸せとは…などいろいろ考えさせられる、凄い作品、奥が深い!!
韓国・北朝鮮の緊張関係や分断された国家の様々な問題点・矛盾点などを見事に描いている秀作だった
この映画で描かれているように、韓国では実際に脱北者や越境者を韓国に定住させる政策を取り続けているようですね
根底にあるのは北朝鮮は独裁国家であり、生活水準も低くひどい国である、この裕福な韓国が貧しい北朝鮮人を助けてあげよう、というもの
問題はそれを望む場合はオッケーだが、それを望まない人もいるという事
この映画の主人公も韓国定住を望まない素朴な人物だったが、韓国側は家族と引き離し半ば強制的に韓国に住まわせようとしていた
映画の中で主人公を警護していたイケメン君が言っていたように、本当に大事な事・尊重されるべきは個人の尊厳だと思う
主人公を演じたリュ・スンボム、素朴な北朝鮮人漁師を好演技、警護役を演じたイ・ウォングン、めちゃくちゃ性格良いな～いい演技だった
何かまとまらなくなってしまったが、とにかくこの映画は一見の価値あり!! いろいろと素晴らしかった
