りょうた

山<モンテ>のりょうたのネタバレレビュー・内容・結末

山<モンテ>(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

アゴスティーノと妻のニーナ、息子のジョヴァンニは南アルプスの土地が山の麓に暮らしている。その山は太陽を隠してしまっているため、緑はなく、土地は痩せこけてしまっている。周囲の村の人々からは、異端者として疎まれ、三人はより追い込まれて行く。アゴスティーニは山に対する憎しみから、ハンマーでその山を崩そうとする。

神による救いを求め、奇跡を信じているものの、周囲や自然から降りかかる理不尽な仕打ちに、神を信じることをやめ、山に向かってハンマーを振るう。終始流れる動物の鳴き声や山に木霊する音、山の呻き声ともとれる音が、荘厳で不穏な雰囲気を創り出し、絶えず映画を盛り上げていく。

ただ、後半のハンマー振るい続ける部分は冗長に感じてしまった。
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