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ザ・マジックアワーの盆栽のレビュー・感想・評価

ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)
3.7
人生の1シーンを最高に


 映画愛に包まれた三谷幸喜作品。本作は今まで観てきた三谷作品の中でもトップレベルで多幸感を得れた一作。映画の作り手に対するラブレターであり、役者人生の生き様に感銘させられました。初登場時から好きになってしまうキャラクターも大勢おり、とにかく楽しく観れた136分間でした。

 殺し屋を演じる無名の俳優・村田が刺激的なスパイス。時折、観る者をハラハラさせ、他の登場人物たち同様に彼の演技に魅了される。このような大変な役を見事に演じ切った佐藤浩市が何より素晴らしい。そして西田敏行演じるギャングのボスも可愛らしさが混じっていて嫌いになれるわけがない。

 普通ではあり得ないドタバタ活劇ではありますが、これも全て映画のフィクションとして収まっているから最高に面白い。映画の良さが詰まりすぎた本作。グレイトだ。
 有名なナイフのシーンは言わずと知れた名シーン。
 
2024.9.17 初鑑賞
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