広島カップ

荒野の用心棒の広島カップのレビュー・感想・評価

荒野の用心棒(1964年製作の映画)
4.2
マカロニウェスタン、数ある中でいつも『夕陽のガンマン』とこれに戻ってきてしまいます。
『夕陽・・・・』より哀愁度の高いメロディ。こっちの方がマカロニ臭が強いですね。メインテーマの中の短い男性コーラスパートが「メチャ、ファイト!」に聴こえてしまうのは私だけでしょうか?

ご存じの通りストーリーは『用心棒』を黙ってパクってはいますが、最終的な印象は全く別物になっています。(解釈や素材が)
例えていえば“DEVO“がカバーした
♪Satisfactionみたいな。
三船とクリント、剣と拳銃の凄腕のくせに、可哀想な美人さん一家を哀れに思って逃がしてやる主人公像がイタリアでも充分行けると踏んだのでしょうか。

「さあ、これからビッグ・スターになってやるぜ」、という感じの若くギラギラしたイーストウッドがいいですね。
痩身で足長、眩しそうに眼を細めてシガーをやる姿、メチャカッコいいです。
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