掘り出し物 怖っ!!
ニューヨークで写真家として活動している黒人のクリスは、週末に恋人の白人女性ローズの実家に招かれる。自分が黒人であることを受け入れてもらえるか不安に感じていたが、その心配は杞憂に終わり、両親から暖かい歓迎を受ける。
ローズの実家案内されたときに黒人の使用人しかいないことに違和感を覚え、さらに夜中庭を走り去る管理人や窓に映った自分を凝視する家政婦に驚かされる。翌日、パーティーに出席した彼は白人ばかりの中で一人の黒人を見つける。古風な格好をした彼を撮影すると、相手は鼻血を出しながら、すさまじい勢いでクリスに詰め寄り……。
それほど期待せずしてみたのだが、この作品は絶妙なスリルがあって面白かった。家政婦ジョージーナや使用人ウォルターなど夜中に見ていると背筋がゾクリとするシーンもある。ただ単なる怖さだけかと思いきや、鑑賞感はスッキリとしていた。運輸局で働く友人ロッドの活躍も見逃せない。
見て損のない作品、以降のジョーダン・ピール監督作品の中でもやはり本作を1番おすすめしたい
