モルダー

ゲット・アウトのモルダーのネタバレレビュー・内容・結末

ゲット・アウト(2017年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

白人の彼女の実家を初めて訪れることになった黒人青年の運命をスリリングに描く。

黒人青年に催眠術を使う彼女の母親、実家の使用人である黒人らの妙な挙動にモヤモヤしながらも、不穏な展開が続き、残り30分くらいからやっと本格的に面白くなり、恐るべき真実で一気に目が覚める。

オカルトちっくで、SF的でもあるこの『ゲット・アウト』。
黒人差別を文字通り逆手に取り、オバマ大統領を引合いに出し、黒人賛歌いや黒人崇拝とも言うべき現代向けのテーマを背景に、社会派ホラーミステリーに作り上げたのは凄いけど、冗談もほどほどにジョーダン監督笑。

そしてget outの意味は「出ていけ!」と恐らく「乗り物を降りる」にも掛かっている。
オチを知った上で、観るとまた違って感じるシーンもあると思うし、
やけに真剣なビンゴ大会の件など、また観たくなる。
とにかく後からジワジワ面白さが湧いてくる感じで素晴らしい。
余談だけど、何となく「マルコビッチの穴」を思い出すし、黒人に限らず優秀なイケメンとかも考えられる。
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