「何かがおかしい。」
エスターと同じキャッチコピーのホラー映画だけどおかしさのベクトルが全く別方向にぶっとんだ映画。
個人的には言い様のない不気味さがシャマランのヴィジットに似てると感じた。
黒人彼氏と白人の彼女のカップルが彼女の家族に挨拶しに行く話。
出迎えてくれた白人両親は親しみやすく接してくれるが、使用人だけ黒人ばかり雇ってるところからこの映画の何かがおかしいは始まる。
面白いシーンがテンポよく続くわけじゃないけどとにかく何かがおかしいという猜疑心だけでずっと見せられる。
特に黒人の女性使用人の情緒不安定さは本当にうまくて助演女優賞ノミネートものの演技。
シャイニングやミザリーなど人里離れた場所でやばい奴から逃げる話は人気ホラー映画の共通点。そんな時は必ず外の世界で頑張って推理してくれる助っ人が登場する。今作はそれが陽気なデブだった時点で安心感がすごかった。
あと、パーティにしれっと混ざってたタナカが気になったのは俺だけじゃないはず。