ホラー、サスペンス、どっちなの?
観る人によって、どちらとも取れる作品ですが、更に人種差別も大きなテーマとして盛り込まれてるので、どんよりとした気持ちがプラスされます。
冒頭から、気持ちが落ち着かない嫌な感じがずっと漂います。
中盤以降からは、ライティングも徐々に変わりホラー色が強めになり、クリス・ワシントン青年がのっぴきならない状況に追い込まれていく様が、ぞわぞわ感MAXです。
ラストに向かう足取りがやや駆け足な感じで、もうちょっと緻密に運べばもっと怖かったかなと思いますが、欲張り過ぎかな?
終始、白と黒のコントラストが強調されて、「決して交わる事は無い!」と言われてるようで、暗い気持ちになりました。
人種差別をベースに、猛烈なベクトルで自らの存続と繁栄を追い求める姿は、ホラー以外の何物でも有りませんでした。