見終わった瞬間には正直、なんでコレ作ろうと思ったの?と思ったけど…
違和感だらけの音効とサントラ。
鹿、紅茶、綿花、赤と青といったメタファー。
オバマとかウッズとか、好きだと言いつつ上からの品定め目線。あからさまじゃなく、本人達は無意識な差別。
禁煙、カラダへの賛辞。
ジョージナの笑い泣き。
ローガンの「get out」の意味。
グランマ、グランパ。
冒頭の誘拐シーンと、ラストの車。
意識の底に閉じ込められるという暗喩。
タイトル「get out」の意味。
無駄のない伏線回収で反芻すればするほどジワジワくる完成度。アカデミー脚本賞も頷ける。
だから言ったろ、と。
そして脚本の良さをブーストする黒人キャスト達の演技力の凄み。
いやー、面白かった。
ただ大量の写真を発見するシーンの脈絡のなさには納得いかず…伏線あったっけ?