このレビューはネタバレを含みます
俺もブラックの人に憧れがあるタイプ。NBAとか大好き。それが行き過ぎてしまえば、"肯定的な"差別になりうる、というこの作品。頭空っぽでも楽しめるし、また細かく見れば過去から現代までの黒人差別への風刺的要素が至る所に盛り込まれている秀作。
不気味な違和感の正体がわからない前半がもう本当に怖かった。特に使用人のウォルターが走ってくるシーンとジョージナと話すシーン。カメラワークとかBGMとか効果音とか、もちろん俳優さんたちの演技とか全部ひっくるめて超絶怖い。
あとは主人公の友達がいいキャラしてる。1人だけコメディやってた。怖いストーリーの中で安心して見れる存在って貴重だよね。ラストで白人警察来てクリスが捕まるっていう予想してたんだけど、彼が来てくれて心の底から安心した。
後半も不気味さが続いてたら4.5点は付けてた。それくらいおもしろかったです。