ミク

デヴィッド・リンチ:アートライフのミクのレビュー・感想・評価

5.0
朝8時の出勤、昼から3時間の会議。レイトショーだったので、上映時間までの空き時間3時間半。大丸で買い物したり待合室でうたた寝したり。明るくて楽しい映画ではないって確信はあったので果たして起きてられるか不安だったけどコーヒー片手にいつものお気に入りの席について、いざ始まったら血の循環が良くなり、脳が活性化され完全に覚醒し昂奮していく感覚を実感として味わう貴重な体験をした。もう感覚的に好き。

まだまだ浅はかな彼の映画ファンですが、アーティストとして彼が創るものすべてに興味を持ちました。ここまできたら、もっと見たい聞きたい触りたい感じたい欲は高まるばかり。神戸にお住いの方は六甲アイランドのファッション美術館併設の図書館に激厚激アツ作品集を置いてあるので手に取って見る彼の絵画も最高です。

最後は、何かが始まる事は同時に全てを崩壊されていくことを暗示してるかのような言葉を嘆き暗黒の雰囲気のまま地獄に落とされそうな音楽が流れ始めて、こちらは無事生きてると身に染みて感じ心は十二分に満たされて帰りました。
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