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ロニートとエスティ 彼女たちの選択のskmoviesのレビュー・感想・評価

4.0
同性愛よりも
宗教の縛りの方がメインだった。
女性はなぜかかつらを被らされ、
異性とのハグ(挨拶)を拒否、
夫婦の営みは毎週金曜日、、。
性行為を高尚に捉えすぎてるのも
ちょっと引いた。
しかもその会話は男性だけでしてるの🤮

その戒律がなぜそうなのかについては
説明はなかったけど、
今思えばその宗派の人は、
そこを疑問に思わないのだから
理由がなくて当たり前か。

ロニートとエスティの愛というよりも、
ドヴィッドという幼なじみの男性が
ロニートとエスティに抱く執着が、
宗教や街の常識と絡み合ってる感じ。
そこからの
反抗(原題: disobedience)なんだな。

大司祭の養子として生きるドヴィッドは
エスティを愛しすぎていて、
エスティが愛する
ロニート(しかも大司祭の娘)に
嫉妬と憧れがあった。

でもいい人であろうとしてるから
余計に闇深さが見える。
話の流れ的に
結構ドヴィットメインだったと
思うんだけど、ポスターだと
「美しき女優の同性愛!」
って感じしかしなくてもったいないなあ。
(海外のもツーショットだった)

ラストも早々に自由になったロニート、
ロニートに感化され宗教やドヴィッドから
自立を望んだエスティに感化されて、
ドヴィッドもあの空気の中で
次期司祭ポストを拒否!
みんなで自由のハグ!って流れだったし。

雰囲気映画と言えばそうかもしれないけど
「現状をおかしいと認め、
自分を変えていく」
心の模様(エスティとドヴィッド)は
しっかり描かれていた。

それは現代にも通ずる意識変化だし、
深く考えるきっかけをもらえて、
とてもよかった。

最後の選択も今っぽくて良いね、
感化はされても従順はしないエスティ、
シングルマザーとして生きていくのかな。
ドヴィッドも彼らしく
やりたいことをやっていってほしい。

Wレイチェルのシーンも
官能的というよりは美しかったので、
レズ抵抗ある人でも見られるかと!
2人とも40代なのも信じられない。
美しすぎた〜🥹
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