弁護を引き受けてくれた親切な弁護士に対し、このガキ(ブラッド・レンフロ)なんて酷いことを言うんだと、ひたすらムカムカ。これは、性悪で自分勝手な子どもに大人が振り回される、典型的な「ミソペディア(子ども嫌い)映画」ではないかと。
ハッピーエンドで後味はいいんですけど、もともと検事と弁護士の利害は対立してないので、ソリューションを見つけるのは簡単なことなんです。ただ少年が屈折しすぎてて問題をこじらせてただけ。この辺の少年の屈折した心情がなかなか伝わってこないのがこの映画のキツいところですね。
TBS 「水曜プレミアシネマ」にて。