グ

リアルのグのネタバレレビュー・内容・結末

リアル(2016年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

解離性同一性障害の話でキムスヒョンさんの演技が思う存分楽しめる~!と喜んで見始めた映画でした。きっかけは・・・

しかししかしこれは本当にダメ作だったんでしょうか?って状況です。


キムスヒョンさん出演のドラマ「星から来た」「プロデューサー」とどちらも観ましたが、真逆というか全く違う俳優さんがやってるよね?というくらい完璧だったんですよ。もうね、惚れ惚れというか上手すぎてこの人のドラマ全て〇!みたいな。

そんな彼がこの解離性同一性障害なんて惹き込まれる!!って思うじゃないですか。だから余計ですよ(>_<。)途中からなんじゃこりゃとガックリ。。悔しくも私が解離しそうになりましたよ(汗)演技はやっぱり素晴らしいけど、ストーリーが悪い、クソーっこんな映画引き受けるなんて、ファンとして怒りしかないんだけどー!!と。

しかししかし、鑑賞後1日経ってイロイロ考えを巡らせてると、寧ろ大作であったのではないかと(笑)

スポンサーに左右されてる部分が大きかったのは十分よく分かるけど、こんなダメ作なのに出演者が良すぎるんです。花郎ミセンプロデューサー月明かりと有名どころ出てる方がほとんど。プロデューサーでIUのマネしてた男性なんてキムスヒョンと同じく真逆を演じてて俳優っていうカメレオンぷりを思い切りはっきしてるし。。そもそもですよ、ミセンの上司が精神科医って時点で疑うべきだったんだよ、私!

(完成ネタバレ状態の感想にしますので、言わせていただきますが)
そう、このミセンの上司が演じる精神科医の「解離性同一性障害」一言が全ての始まりだったんですよね。これは多重人格の話ではなかった。
自分と同じタトゥーをする人がいて、その人に苦しめられることに悩んでいた彼を、自分の一部がやっていると思い込ませたが、実際は、、「同じタトゥーをした人が何人も実在する」ということから意識を離した。

確かに自分と同じ顔で同じ位置に同じタトゥーがあったら自分が多重人格ではないと否定する事項がない。ましてや薬を投与していた過去があれば、尚更信じるんだろうな。それとあのガム。あれはただのガム。「薬がないと生きれない」と信じていたんだろうね。。というかプログラミングされていたってことか。あの時、なぜ精神科を受診したのかも疑うべきだったよね。本来は警察へ届け出る、もしくは弁護士に依頼するって流れになるわけだけど、、この話はみんな繋がってたし、うまく事を運ばれて精神科に行かせる仕組みなんだろうけどさ。主人公がここら辺疑って捜査するくらいの知能を与えても良かったんじゃないのかな?

今思えば何人も同じ人が壁に絵で書かれたシーンが一瞬あった。あれが結論だったん?あんなめちゃくちゃな展開にしても、最後の最後にそのシーンを長く出すか、ロシアスパイのミセン上司が演ずる医師にロボットの整備をさせればなんの問題もなく終幕する『リアル』だったんじゃないか??

ということで!!ストーリーの苛立ちに惑わされ我を忘れてしまうくらいキムスヒョンさんの演技は完璧だったんだよ~(涙)
顔は同じでもこれはどの人がってのが上手くわかった。上手さゆえにどんどんぐちゃぐちゃにされた・・・・んだろうな。結局全て実在していた&同じタトゥーは組織の仲間の証明だったんだから1人2役とかプロモーションで書かないで~!!


監督、ぜひ私に編集をさせてください。

以上
グ