原作は知らないが、伝えたいメッセージ性みたいなものは感じた。世の中は恨みに満ちていて簡単に殺意も覚えるご時世だが相手のことを理解しようとすることでその恨みが消え去ることもある、だから早とちりするなよ、みたいな。
人の悩みは全てが人間関係という説もあるので生きる万人に通じる素晴らしいテーマかと思う。
ただ、その中の重要な役に沢尻エリカを起用したのは大きな失敗で一気に愚作とする要因になっている。そもそも僕はそんなに演技下手とか感じない人だが、それでも本当に残念な気持ちになったのだから相当かと。せっかくの松坂桃李の怪演が心から気の毒だ。
あとはラストの展開が驚くほど面白くなかった。
その二点さえなければ…！
残念！
