シネマ神戸で『ジャングル・ブック』と合わせて二本立てで鑑賞。立誠シネマ支配人の田中さんが「現段階で今年のベスト」と言うぐらい絶賛してて、もうめちゃくちゃ言うので観に行った。
いやもうこれ、久しぶりに映画観てすごすぎてちょっと笑っちゃった…それくらい傑作だった。前半はなんかイマイチ話が分かんない（時系列をちょっとシャッフルしてるので、ある程度話が進んで「あーなるほど」ってなる）けど、それぞれの登場人物の置かれてる立場、関係性が把握できてからがぜん面白くなる。
やっぱ１つのハイライトはタイ・バンコクの刑務所での大乱闘長回し。マックス・チャン演じる刑務所の所長がここで初めてアクションを披露するんだけど、いやなんていうかホント最初の蹴り観た時え？これ同じ人間なの？ってなった。腰から飛んでるの？なんなの？ちょっと訳わかんないくらいだった。しかもスーツ姿なんだけど一切乱れない！まじでカッコ良すぎ！青山とかはるやまは就活生のスーツ仕立てる時は『キングスマン』のコリン・ファースか本作のマックス・チャンっぽく仕立てるべきだと思う。それぐらいカッコいい。このシーンでとんでもないことが周りで起きまくってるのに必死にスマホの電波探すチーキットが笑える（もちろん切実なんだけど）。
そっからの展開がまた強い…ていうか濃い。アクションだけじゃなくドラマ部分もめちゃくちゃいいんですよね。トニーテンジャーが泣かせるんですよ…あとどんだけクソみたいな自分でも薬物だけは辞めとこうって思えますね、この映画観たら。タイでのバトルがまたいい。なんかタイって画になるんですかね。
ラストのトニー・ジャー&ウー・ジンVSマックス・チャンのバトルがもう…いや久しぶりにすげえもん観させてもらいましたよ！マックス・チャンひたすら強すぎ！てか仕事できすぎ！ここまで強い悪役だと、もうなんか応援したくなるんですよね（笑）これ、『ザ・レイド1』観た時も感じたんですけど、ひたすら強い悪役、自分の仕事を真っ当にこなそうとする悪役は観てて気持ちがいい！お前ら、なに2人で寄ってたかっていじめてんだよ！って思っちゃう。
もうこの映画の魅力が1mmも伝えられてないんですけど、とにかく生きるエネルギーの強さみたいなものをストレートに感じますよ！最高だ！！！！いつも心に殺！破！狼！！！！
