あくあーく

先生! 、、、好きになってもいいですか?のあくあーくのレビュー・感想・評価

3.8
いやー、広瀬すずキラッキラのつやっつやのさらっさらだなぁ~w こんなピッチピチのJKに真っ直ぐな想いを向けられたら、そりゃあ生田斗真でも無理だよw
…とまぁそれは置いといて、展開や演出もむちゃくちゃクラシカルな少女漫画で、そんな上手いことちょうどよく出来事が進むかいねとは思うんだけど、それが言うほどうざったく感じないのが好印象。みんな良い人たちばっかであんまりドロドロした方向に進まないのも非現実的ではあるんだけど、それでも良いと感じさせる魅力がある映画。
そうだよなぁ、恋愛ってもっと初々しくて瑞々しくて、もっと真っ直ぐで眩しいものだったよなぁと思い出させてくれる作品。初めてのドキドキ、初めての感情、初めてのキス。上手くコントロール出来なくてどうしようもないその「初めて」たちは、だからこそどれもかけがえのない自分だけの宝物。そこに恋愛だけじゃない高校生活そのものの愛おしさも重ねてくる脚本が素敵。と思ったら岡田磨里だった。
この学び舎の中であっという間に過ぎていく3年間。そこで私たちは思い、悩み、つまづき、失敗して、出会ったことのない感情に出会っていく。ひねりのない古典的展開を下地に、誰もが通り過ぎていくその時間の中で自分が形作られていくことを描く構成が好き。
そして学園祭のシーンの「都市伝説の館」が気になって仕方ない。