スピードスター

亜人のスピードスターのレビュー・感想・評価

亜人(2017年製作の映画)
3.1
不慮の事故をきっかけに、自分が絶対に死なない「亜人」である事が判明した主人公。政府の管理下に置かれ、非人道的な方法で何度も殺される人体実験の被験者となってしまう…。

人気コミックが原作との事で、設定からして面白そう!と飛びついた本作。
アクションもCGも違和感なく、死ぬと体が再生する亜人の特徴を活かした頭脳戦は
とてもスリリングでした。

と同時に、原作をかなり端折ってんだろうなと思わせる忙しい展開。その忙しさのせいで描ききれない「?」な場面が多い印象でした。

とても小さな事なんですが気になった部分を箇条書きで。

綾野剛の話し方がコントみたいだった。

SATの隊員たちは射撃の順番待ちが時代劇の殺陣みたい。

敵に見つからないよう身を隠す場面で、声にリバーブかかるような大きな空間なのに小声で会話してる。絶対聞こえてるよね?

報道陣を前にした会見で沢山のカメラが向けられているのにも関わらず、してやったりのニヤリ顔。
絶対撮られてるよね?

妹の病気を治すために医者を目指したのに冷たいと突き放される可哀想な兄。

鉄壁のセキュリティを誇るビルはだいたいザル。

一つ気になりだすとダメですね。
むしろスタッフに気にして欲しかった所ですが。