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山猫は眠らない6 裏切りの銃撃のShinMakitaのレビュー・感想・評価

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☆祝・9作目Amazonプライム配信記念 山猫シリーズ総復習レビュー


海兵隊一等軍曹ブライアン・ベケットは、特殊狙撃部隊の一員だ。以前父の弟子だったミラーの元で、常に過酷な任務に就いている。今回の派遣先はジョージア(グルジア)だ。最近、ジョージア内にあるガス精製プラントが何箇所もテロに遭っている。西欧へのガス供給を妨害しようとするイスラム系テロリスト・ガザコフの仕業だ。ガザコフの目的は、プラントのCEOグリューンの抹殺と、バトゥミに在る最大プラントの破壊と思われる。本来はジョージア軍とプラントに雇われた民間軍事企業が警護に当たるのがスジだが、手が足りず、要請を受けてミラーの部隊が出動したというわけだ。早速部隊は、トビリシ郊外を移動するグリューンの車列を護衛することになるが、ガザコフは大胆にもRPGと狙撃ライフルで攻撃を仕掛けてきた。しかも、グリューンのクルマと、完璧にカモフラージュしたミラーの狙撃部隊だけを正確に射撃してきたのである。この攻撃で何とかグリューンの命は守ったものの、チームメイトを失ったベケットは、ジョージア兵と民間軍事会社の兵士に被害が出ていないことに不審を抱く。内部に裏切者がいる…そう考えたベケットは、部隊を無許可で離れ、裏切者の正体を暴こうとするのだが…


「山猫は眠らない6 裏切りの銃撃」


スジは大したこともなく、トムベレも出ませんから、多分誰も注目しない一本(笑)。ビッドウェル少佐に代わり、チームリーダーはブランドンの師匠ミラー。今回は、ミラーとブランドンの対立も見どころですね。敵スナイパー・ガザコフが、なぜ茂みに潜むブランドンたちの居場所を見つけられたのか?という謎については触れないでおきましょう。

ブランドンの成長ドラマというのもシリーズの一面ですが、彼も今回でとりあえず成熟したと言って良い感じ。でも、出てくる上官たちが口を揃えて「次の任務で会おう」と言い残して続編ありますフラグを立てるので、コレクター的には不安になるのでした。
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