コミ坊

光のコミ坊のレビュー・感想・評価

(2017年製作の映画)
3.9

さすがの河瀬直美監督作品。
「あん」然り手持ちカメラのいい味がちゃんとでてる。綺麗に全体を撮るんじゃなくて見切れてたりぶれてたりするんだけどそれがいいよね。
視覚障害者目線体験的な見にくさがあるカットでもそれが全然嫌じゃない。


映画に音声ガイドをつける仕事は身近な職業ではないけどすごく繊細な仕事だということがわかった。ただ状況を説明するだけではダメで言葉足らずでもダメ。それでいて見ている(聞いている)人の入り込んだ世界の邪魔をしてはいけない。いやー、難しいな。


光と影の捉え方も素敵。
なんかぼけっと見てたから上手くいえないけど視覚障害者の「見えないけど感じる」それに関連してるものがある。そんな気がする。
もう一度ちゃんと見るわ。
でもいつでも見れるんだよなー。
なぜならずっと見たかった作品だからDVD買ったんだもん♪


同じ景色を見てお互い同じ気持ちになるのはわかるけどラブストーリーにする必要はなかったような気もする。

永瀬正敏と樹木希林の映画はええわ。
コミ坊

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