特捜部Qシリーズ3作品目。
北欧の作品は馴染みがなかったのですが、抜群に面白いミステリー作品でした。
鬱気味で仕事復帰したカールは事件を追いながら覚醒して行く様が凄い。しかし手の震えがとても痛々しく可哀想。
唐突なカールをナイスタイミングでサポートするアサドとの関係性も非常に良い。
映画の最後の場面、被害者のため特捜部Qのメンバーが教会で祈り歌うシーンがあって、その時の泣いて歌うカールが滅茶苦茶人間味があってハンサムで格好良かったです。ローセも皆な優しかった。
信仰心が厚いから神を身近に感じるのだろうか？
困ったときにだけ神頼みをする自分には、子どもを傷つけてまで神に縋る彼らは理解出来ない。勿論、サイコパスは論外。
宗教が全ての親に育てられた宗教二世達。ここに出てきた宗教団体は日本でも少し前に二世問題でクローズアップされてました。周囲から異端と見られているのは日本と変わりはない、けれど子どもには罪はないです。
