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gifted/ギフテッドのsooooooのネタバレレビュー・内容・結末

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

才能があまりにも類稀なレベルだっただけに、メアリー本人の求める居心地の良さや想いをおざなりにしている自覚がない大人たち。里親にまで出してしまう。

幼いけれど頭の良さが群をぬいているゆえに、弁が立つし、同世代を見下すところもあるけれど、「giftedだから」「子どもだから」ではなく、メアリーの幼さと人間性としてのtalentであり本質の部分が、数学どうこうよりも描かれているシーンが多く、それが彼女の魅力をよく映していた。

giftedというワードには、多少なりともgiftedではない者が感じる嫉妬みたいなグレーな感情がまとわりついている気がする。talent、なら、誰にでも見出せる。

そういう意味で本作は、「giftedの女の子の話」というより、「giftedというワードと事実に翻弄される大人たちの話」だったのかもしれない。

普通、人がもらったgiftには手を出さない。giftを受け取ったら、どう使おうが本人の自由。周りがとやかくいうことではないのでは。
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