作中何度も台詞に出てくる「gifted」。作品見た後、これほどまでにピッタリな原題は他にないな、と納得。
あらすじは書いてあるので今回は省きます。
キャストが良かった。ほんと。
メアリー役のマケナ・グレースの演技に乾杯!天才だが子供であり、知能と感情をコントロール出来ない複雑な役を見事にこなしてる。ボニー・スティーブンソン先生(ジェニー・スレイト)への挨拶の嫌々しく言う様。もーかわいい!反抗心というか、バカらしいとも言わんばかりの声で表現してるのが逆にその態度が子供っぽさを残しているギャップ。
そして、叔父フランク役のクリス・エヴァンズはもう言わずもがな。キャプテンアメリカでご存知の方も多いと思うが、今作の役では、決して完璧とは言えないもののメアリーにとって良き親であろうとする不器用な叔父を演じるのだけど、メアリーの亡き母でありフランクの姉から託された願いを継ぐ姿、口には出さないものの彼の根本には「メアリーの幸せ」があって、本物の親子でないけどそれ以上の絆を見せてくれるわけで。
とある話題になり、メアリーの「何で?どうして?」に対してフランクが自分の意見を押し付けず自分で考えさせる事をした海辺でのワンシーンは特に印象的だった。
印象に残る、というと脇役だか近所に住む住人ロベルタ・テイラーを演じたオクタヴィア・スペンサー。彼女の存在感!お節介と人くくりにしてしまうとそれまでだけど、彼女がアドラー家のいいクッションになってくれているので出てくるとほっと安心する。
出てくるキャスト皆、素晴らしい作品でした!