そうめん

gifted/ギフテッドのそうめんのレビュー・感想・評価

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)
3.8
7歳の女の子、若い叔父、そして猫。漫画やアニメにありそうなキャラ配置。メアリーはそれこそ二次元から出てきたような女の子。狙いすぎだろうと感じたが、30分も経たないうちに完敗である。もうメロメロ。
ストーリーのベースにあるのは、人と人の関係と信頼、愛なのだが、もう一つ、「才能」を人類全体の幸せに貢献させるためにある程度の犠牲はやむを得ないのか、それよりも個人の権利、希望を尊重させるべきなのか。簡単には答えが出せない重くて興味深い問いかけだ。祖母が感情的に弁明する人類社会全体を重んじる考えは、嫌悪感もある一方で理性では納得できる。
その文脈で、この結末をどう見るか。まあでも、そんなこと気にしなくても、メアリーが可愛いだけでいいや。