そうめんさんの映画レビュー・感想・評価

そうめん

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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.8

学生運動が下火になっていった1970年頃のやや白けつつある空気感や若者の定まらない生きざまを、若松孝二監督を切り口に描きだした。助監督の吉積めぐみが主人公なので、若松監督の伝記、あるいは若松プロの思想>>続きを読む

ウスケボーイズ(2018年製作の映画)

2.7

原作未読。多少脚色も入れているのかもしれないが、ブドウを植えてワインを醸造していく経過が記録のように描かれていく。いくつかハードルが出てくるが、なんだかんだで乗り越えていく。その”なんだかんだ”があま>>続きを読む

恋のしずく(2018年製作の映画)

3.2

日本酒を醸すという題材は興味深いし、広島西条という舞台も雰囲気あるし、主役の川栄も期待できるし、いろいろ要素はそろっている。
蔵元の存続問題も割とあっさり解決したようだし、川栄自身にそんなにトラブルが
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サクらんぼの恋(2018年製作の映画)

3.8

童貞の恋模様を描いた作品はたくさんあって、若者への応援歌的な佳作もあるが、描写をやりすぎてスベってしまうのもあり、リスクが大きい。本作は、主演の宮川大輔がお笑い芸人という印象が強いためか、その演技がど>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.0

台湾かと思っていたらタイ映画だった。どこの国かは気にならない。
貧富の差が激しいが、学力があれば奨学金をもらって抜けだすことができる。貧しい環境にいながらも学力で良い生活を掴もうとしていたリンとバンク
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.4

児童文学原作で小学生以下向け。普段ならスルー。だが、監督高坂希太郎×脚本吉田玲子とあっては、観ないわけにはいかない。これが大正解。

小学生の女の子「おっこ」は、交通事故で両親を亡くし、旅館を営む祖母
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高崎グラフィティ。(2018年製作の映画)

3.0

たしかに、卒業式の日の学校の廊下に、何か始まる予感はあった。
クラスメイト達は心に何かを抱え持っているようだし、美紀の父親が不審な行動していたり、チンピラが明らかに事件を起こす感じだったり。
だが、割
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.4

原作未読だが、平手友梨奈と主人公・響は似ているらしい。才能にあふれていて、筋を通しどんな相手でも主張を曲げない。魅力的なキャラクターになるはずだった。

本作の面白さは響の周囲にいる登場人物達にある。
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.1

最初は些細な衝突。特に考えもなく、ちょっとイラっとして口にした売り言葉に買い言葉。プライドで引くに引けなくなり、そこに地元民と難民の複雑な感情が火に油を注ぎ、訴訟に発展する。こうして事件が雪だるま式に>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.8

型破りな叩き上げベテラン刑事・役所広司と理想に燃える大学出の新人・松坂桃李による、見事なまでのバディもの映画だった。

見どころは松坂桃李であった。宣伝は役所広司の悪ぶりをアピールしていたが、どうにも
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.5

森見小説の主人公は、小学4年生になっても、いけすかない奴だった。だから、歯医者のお姉さんが主人公のアオヤマ君をこんなに可愛がるのは、森見作品ならではの設定なんだろうな。
いつもは、その自己中心的設定と
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2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

3.0

全裸の男女が向かい合ってソファに座っているビジュアルが衝撃的だったが、内容はわりとオーソドックスなサスペンスだった。
オゾン監督にしては、それほどトリッキーなキャラはいない。双子というモチーフで、一昔
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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

4.0

全てに絶望し自暴自棄になっている男キム・ヨンホの描写から始まる。
何故こうなったのか、時代をさかのぼることで明らかになる。
推理小説の謎解きのようだが、分かってスッキリするというより、どんどん切なくな
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恐怖分子(1986年製作の映画)

4.2

ショットの積み重ねでカットが作られ、カットの積み重ねが映画となる。
台詞で全てを説明する舞台演劇的な映画がある一方で、映像主体で魅せる映画もある。
エドワード・ヤンの映画は、確固たるストーリーがあるも
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

ずっと一貫して人間の結びつきを描いてきた是枝監督。今までの作品にも劣らぬ完成度の高い一本となった。
素性を知らないもの同士が、狭くて古い家に同居する。信じようが信じまいが他人を認め、活気あふれる共同体
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.9

男女不平等がもとで実際に起きた事件の映画化ということで、タイムリーではあるのだが、社会問題を声高らかに追求する映画ではない。
最初のうちは、上から目線のいけ好かない敵をやっつけて溜飲を下げるのかなあと
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.0

障害を持ったオギーが初めて学校へ行き、新たな世界を切り開く。賢明な両親と姉、理解ある教師達。良くも悪くも素直な反応のクラスメイト達。トラブルも起きるがさして重大にはならない。理想的すぎるとは思うが、理>>続きを読む

志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

4.5

いわゆる吃音の少女が高校生になって新たなスタートを切ろうとする・・・という話だが、障害を克服して頑張ろうとするお涙頂戴ではないし、周りのサポートが大事だよねという説教でもないので、安心してほしい。
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.8

「ドラえもん」で、ひみつ道具を使ってSF映画を撮る話があった。何度読んでもワクワクしたマイベストエピソードである。
本作はそれだ。
藤子不二雄が映画を愛していたように、本作のスタッフは映画を愛している
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.6

安定のウディアレン。
コニーアイランドというアメリカの古き良き時代の遊園地が舞台。ノスタルジー溢れる恋のドタバタコメディかとおもいきや、結構苦くてきつい。
でも、この苦味がいいんです。
ぬるいハッピー
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ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

3.2

おなじみバットマンの和風アレンジ3Dアニメーションということで、なんとなく想像していた通りの部分と、想像を超えた部分があった。
想像を超えたのが3Dと2Dのなじみだ。いわゆる2Dルックの3Dキャラの完
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藍色夏恋(2002年製作の映画)

3.9

監督のイー・ツーイェンは、CMディレクター出身だが、映画2本しか撮ってないらしい。映像ののど越し良さは極まっていて、時代にも合っていたから、もっと撮れたと思うのに。もったいない。

ストーリーは、友達
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.4

男は仕事を極めて頂点に上り詰めたい。それも他人にあれこれ言われず自分のやりたいようにやりたい。そんな理想の人生を達成した男が、じゃじゃ馬娘に振り回されるオヤジの妄想映画。

豪華衣装と絢爛美術、ゴージ
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海を駆ける(2018年製作の映画)

3.6

異物が入って世界がどう変化するのかを確かめる構造は前作「淵に立つ」と同じ。
前作は外から来た異邦人で、今作は我々を覆っている世界から現れた使者ではないか。
世界は意図があるようで意図は無く、人のことを
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あさがおと加瀬さん。(2017年製作の映画)

3.8

女の子が主人公で相手が女の子の青春恋愛映画。カップルが同性というだけで、内容は従来からの伝統的なラブコメと変わらない。

しかも、いきなり冒頭から「付き合っている」で始まり、最後はハッピーエンドで終わ
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ビジランテ(2017年製作の映画)

3.8

ビジランテは「自警団」という意味。
自警団は地域を守る=よそ者を排除する。
地域を守るために血筋を重んじる=しがらみとツケに追われる。そういう話。

地域の実力者であり強権的な父親から逃げた一郎、盲目
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.8

最初の悪趣味な映像に度肝を抜かれ、頭の中が混乱する。だが、話が始まると登場する人々の衣装がとてもハイセンスでオシャレ。部屋の内装もスタイリッシュ。このギャップ。

で、過去の恋人から贈られた小説を読み
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.8

原題は『Miss Sloane』で、有能なロビイストとして活躍するスローン女史の栄光と挫折を描いている。

ストーリーの核になるのは、銃規制法案を通すかどうかの攻防だが、この映画は是非を主張する社会派
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.5

鑑賞してしばらく経つが、いまだに戸惑っている。

映像は確かに凄いが、他作品と比べてあっと驚く程では無い。目新しさもさほど無い。
VRゲームというアイディアも散々使われてきたし、ストーリーもだいたい想
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.0

インドのマッチョなオジサンが娘二人にレスリングを教える、ということで暑苦しいのかな~と思っていたが、その通り超暑苦しい映画だった。

しかし、話の構成や演出がとてもテンポ良く気持ちよく仕上がっていて、
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.0

サブキャラ二人にフォーカスしたスピンオフなので、百合的なイチャラブが展開して、舞台である吹奏楽は背景に隠れてしまうのだろうと予想していた。

が、いい意味で裏切られた。真正面からの音楽映画と言って良い
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.5

カルチュアレベルは高いけど、世の中の理が分かっていない・・・という、側から見ていても悶々とする主人公のトーマス・ウェブ。

それが、親父の愛人とコンタクトしたところから、あれよあれよと物事が転がってい
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.8

女スパイものと聞いて、セクシー美女が体も武器にしてドンパチやらかして悪い男たちをめった切りにするのかな、と思っていたら、派手な銃撃戦や爆破シーンはほぼ無い案外静かな正統派のスパイ映画だった。ハリウッド>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.1

首相就任からダンケルク救出までのごく短い期間、しかもほとんど官邸周辺とちょこっと遠征に行くぐらいで、チャーチルの周囲しか描かない。
なので、話はまあ地味だし、歴史の結果も分かっている。でも、ぐいぐい引
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.9

韓国映画と言えば「シュリ」が衝撃的だった。娯楽映画を作るんだという熱気にあてられたものだが、本作にもその気概が脈々と受け継がれているのだなあと感じた。

映像制作技術は格段に進歩しており、驚愕の連続だ
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.1

舞台はアイルランドで、父親失業中、両親喧嘩中、荒れた学校に転校したら校長は権威を振りかざし、乱暴を振るういじめっ子に目をつけられた。こりゃ暗い話になるのかな、と不安になったが、そうはならなかった。出会>>続きを読む

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