しぇい

gifted/ギフテッドのしぇいのネタバレレビュー・内容・結末

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

「天才児は世界の進歩に不可欠。」
だから、友達と遊んだり、恋愛をしたり、そんな時間はもったいない!と取り上げる。

こんな風に、世界の進歩のために、ひとりの人生を好きなようにしていいわけがない。

主人公フランクと、祖母イブリンの決定的な違いは、目の前の子どもを見つめているかどうか。

もしも才能がなくても、メアリーを愛せるか?

フランクはどんなことがあっても、メアリーを愛する。
では祖母は?


子どもは、

何かができるから素晴らしいのではなく、ただこの世に生まれてきて、生きてくれているだけで素晴らしい。

私はそう思います。


※2019.8.16 メモ
スティーグ・ラーソンの『呼び出された男』という短編を読んだ際に、「天才」「犠牲」というキーワードから、この映画を思い出した。全く異なる物語であるものの、根底にあるメッセージは共通していると感じた。
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