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バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍のFyohkoのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます


『バタリオン
 ロシア夫人決死隊vsドイツ軍』

2015年公開のロシア映画


1917年
第一次世界大戦下のロシア

300年続いた
ロシア帝国が崩壊し

同時に
ドイツ軍と長期に渡った
戦いが続く中

前線のロシア兵の士気は下がり
敵軍と馴れ合い
上官殺しまで起こる始末


そんな中
上層部にて
女性志願兵による夫人部隊
「バタリオン」の招集が始まる

農民、貴族令嬢、オペラ歌手
などなど

様々な地位の女性が
集まり、選別され
訓練過程を経て
前線へと送られる


という
史実を基にした話



時代背景として
第一次大戦中に
ロシア帝政が瓦解して
国内が混乱しているのは
理解できるが

前線にいる
兵士の士気が
ここまで
メチャクチャになるとは

ちょっと
びっくりせざるを得ない
.

プロパガンダ目的で
結成された
バタリオンがゆえ

上層部をはじめ
戦闘員としての
期待はされていないだけに

相対的に士気が上がるという
皮肉な構造に
痛々しさを感じる


ヒーローやスター的な存在が
.
全体のムーブメントを
引き起こすための手段として
用いられるというのは

戦争に限らず
どの業界でも
共通すると思うが

流石に
素人を招集した
夫人部隊というのは

あまりにも
苦し紛れ過ぎる
.

.
ロシアと言えば
大国の一つであり

第一次大戦も
第二次大戦も
戦勝国ではあるものの

ここ数週間
まとめて観てる
ロシア関連の映画からは

今まで持っていた
イメージとは
大きくかけ離れた
内情過ぎて

どう判断して良いのか
混乱し始めている




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