伊藤チコ革命的cinema同盟

デッドマックス/憎しみのサンダー・ロードの伊藤チコ革命的cinema同盟のレビュー・感想・評価

5.0
5.
すごく酷くて良かった。
あらすじとしては、特に説明されない帝国から逃げ出した男が、特に説明されない仇の女を求めて砂漠をさまよい、特に説明されないままヒロインと合流して、特に説明されないキャラ立ちした敵達を瞬殺しつつ、特に説明されない変な女とか科学者とかと、特に意味のないやりとりをして、終わる。
妙に細かく画面がきりかわり、画質がなぜか悪いので、目が疲れるよ。
さらに、本作では紫外線病という病気があり、これで眼をやられると目から出血してしまうんだけど、相手の顔が自分の顔に見えるだけという軽傷ですむよ。しかし、視聴者からしたらかなりの頻度で一人二役が続く場面があり、その度に画面が細かく切り替わるのでなお一層目玉が疲れるよ。
でもカメラアングルが総じて平均、時々平均以上の映える場面があり、壮大な音楽とすごく美しい風景に圧倒される場面が特に終盤たくさんあるんだよね。
本作は会話が大量にあるにも関わらず、物語の核心に全く触れないので、無駄な会議を彷彿させるよ。黙っていた方が話わかるかも。

思うに、何かの手違いで30分肝心な部分を切り落としたのか、何かの過ちで「編集で切り落とした部分を繋げて販売するしかなかった」ような背景を感じるね。
いや、なんか、極端に脚本だけが悪くて、なんか事情を感じるんだよね。なんでこうなったんだろう。

ゆっくりクソ映画レビューで知ってから観たかったけど気が進まなくてようやくレンタル。期待通りつまんなかったよ。ありがとうメタルマンの人