ちりり

ユリゴコロのちりりのレビュー・感想・評価

ユリゴコロ(2017年製作の映画)
3.8
前半と後半、かなり違う世界がある。
結婚直前の男女。男性の父親に女性を紹介した後、その女性が消える。
その後、父の家で男性は一冊の日記を見つける。恐ろしい殺人の告白。
いったいどこで、その日記と失踪した女性とがリンクするの?と見ていたが、それは予想できないところからリンクしていく。
日記の女性の猟奇的部分が、愛すべき人に出会えたことで非情な過去になっていく。そんな、人としての苦しさが、救いを感じる映画でもあった。
人を傷つけるということは、誰かの人生を狂わせ、自分の人生も狂わせてしまうのだなと思えた。
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