サンタムール

ユリゴコロのサンタムールのネタバレレビュー・内容・結末

ユリゴコロ(2017年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

なんじゃこりゃ。ミステリーな味付けをした、超純愛モノではないですか。
ヒロインは、殺しっぷりがいいです。
確かに殺される男達はちょっとヤナ感じであったので、いいぞ、もっとやれ感はありますが、あまりにもエグいシーンも多く、耐性がないと、ちょっとオススメできません。PG12じゃなくて、R15でいいと思う。
佐津川愛美❗今回も、身を削るような役柄でした!実に素晴らしいリストカットシーンをありがとう。

ヒロインの殺人行為の罪の意識からなのか、どん底の娼婦生活の日々で出会う男役に松山ケンイチ。
彼もどん底の日々だったのに、そんなヒロインに、"今はこんだけしかないけど"と、ヨレた昔の五千円札を渡したり、暖かいうどん屋さんに連れていったかと思えば、"食べなよ"と。笑顔。
あれには全国のヤサグレ女子達はハートをつかまれたんじゃなかろうか。
その後もヒロインの側にいるんだけど。
いい男なのよ。
初めて松山ケンイチを格好いいと思ったりして…(^^;
アレコレあって、ユリゴコロとはヨリドコロ。というのをヒシヒシと感じます。
そんな二人のダムでの別れのシーンは泣けます。
ヒロインの殺人の数々は許されるレベルじゃないし、ラストのヤクザ達を女がひとりでどうやって?とか、色々と突っ込みどころはあれど。。
エグイ純愛モノ。好きかも。
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