さちえ

ユリゴコロのさちえのレビュー・感想・評価

ユリゴコロ(2017年製作の映画)
4.2
結婚直前で婚約者に失踪された主人公は、父子家庭で育っており、父の部屋で偶然ユリゴコロと書かれたノートを見つける。
内容は心の動かない幼い女の子が生命の死(というか殺害)や血によって少しずつ心を動かせるようになりながら大人になっていく話なのだが…。一方で主人公のもとに、失踪した婚約者の友人が現れて…というお話。
序盤からノートの持ち主は予想がついてたけど、最後の展開は予想外(>_<)
あと、お父さんは可哀想だったなぁ…。でも、主人公はあのお父さんに育てられたから普通に生きてこられたんだろう。
子供を産んだときに憑き物が落ちたように、という表現には子供が全部受け継いだということかと思ったけど、そうではなかったようで安心。母性も芽生えたようで…だからこそそれまで自分のしたことの恐ろしさに気づくのだろうが…。
そして最後の母、強すぎ。ユリゴコロは残ったままということか、母性からやったことなのか、どっちなんでしょう。
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