アウトレイジは最終章が一番すき。シリーズを通して主人公の大友は「いつ死んでもいい」というスタンスで行動しているように見えたけど、３作目はそれに「老い、衰え」が加わったことで「死に場所を探している元ヤクザ」感が強かった。たけしさんの凄いところは、アウトレイジの大友はずっと「いつ死んでもいいと思ってそうな表情」をしている所。なんなんだあの表情。キタノブルーに並ぶ静かな表現力。
前作では強キャラの集まりとして描かれてた花菱は、最終章では一般的なブラック企業のような描かれ方されてて、中田(塩見三省さん)の変わりようも時の流れを感じて良かった。
ピエール瀧の凶悪モード→超絶無能ヤクザの切り替え好き。ほんと職場にいる「トラブル起こしても自覚ないアホ」感がめちゃくちゃリアルでした。
