パクチャヌク脚本ということで見始めたらもう前のめりになるくらい引き込まれた！
韓国映画の過激さと上手さ全部盛り、めちゃくちゃ好きなタイプの作品！！
出来事はずっと胸糞悪いんだけど、登場人物全員悪いとこあるから、善良な人が救われなくて鬱みたいな気分にならなくて良い。
わーぶっ飛んでるなーって楽しく見られる。
韓国映画らしい容赦ない暴力と残酷描写、映像の美しさ、完璧なカメラワークを堪能できる。
こんな怖いカナヅチの使い方ある！？
選挙のダンスや怪しげな祈祷師はもはやちょっとコミカル。
そうかと思えば、格差や差別や政治の社会問題が主張しすぎず含まれているところもさすが。
エンタメと社会問題の両立のバランス、韓国って本当に上手いよね。
邦画はこういうセンスが欠けてるんだよな…
その上、思春期特有のどうしようもなさとほのかに香る百合まで加わってもうなんか…こんなん好きにならざるを得ない。
この映画に出会えてよかった。
