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散歩する侵略者の0i7のレビュー・感想・評価

散歩する侵略者(2017年製作の映画)
3.8
劇団イキウメの舞台未鑑賞
劇団イキウメ主宰の前川さん作・演出のTeam申『抜け穴の会議室』、『狭き門より入れ』鑑賞済み、今秋上演『ゲゲゲの先生へ』鑑賞予定
前川さんはSFや非日常の物語から人間の根源にまで迫るのが圧巻だと思います
クライマックスの鳴海(演・長澤まさみさん)と真治(演・松田龍平さん)のやりとりと終盤にかけての展開は作品としてとても素晴らしかったと思うのですが、2人のキャラクターに感情移入するとあれで良かったのかな?という気持ちとあれで良かったんだろうなという気持ちが綯い交ぜになってすごく考えさせられます
本作では侵略者が地球を侵略するために人間の生態を知る方法として人間から概念を奪うという設定ですが、
作中にも人間は概念と言葉が結び付いている、みたいな話が作中にも登場するように
概念を言葉で理解しているために、概念を奪うという行為の理解が私にとっては脳の限界を脳で調べるみたいなものに思えもどかしかったです
長谷川博己さんが途中MOZUの東役を彷彿させるような芝居で面白かったです
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