なちょ

散歩する侵略者のなちょのレビュー・感想・評価

散歩する侵略者(2017年製作の映画)
4.0
人間の「概念」を奪い侵略を目論む宇宙人たち。

邦画では珍しいトリッキーな設定だけど、黒澤監督らしい不穏な空気感は地味だけどすごくよかった。
これがハリウッドで製作になったら日本ごと吹っ飛ぶ演出いれるだろうけど、黒澤映画は大事なところをあえて説明しない。
スクリーンの外にも世界があるような個人の想像に委ねる演出が多い。それが今作でも遺憾なく発揮しておりました。

ちょっと古くさい台詞を言う長澤まさみの色っぽさがすごく良い。
何考えているのかよくわかない松田龍平も宇宙人役にぴったり。

メリーバッドエンド。
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